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今日は初めてさんの重症が2名。呼吸状態が朝方に悪化したAさんと抜管予定Bさん。まぁその他も受け持ちしていますが。
全員のバイタルを測り、早々にBさんの抜管となります。その時のAさんはすでに家族も来棟し、見取り方針。SpO2のスケールももう使用していない(FiO2もMAXの100%だし変えようがない)状態でした。ちなみにSATは88。NHFから朝方にPEEPを掛けるためNIPPV装着。マスクを外すとSAT83までの低下がみられていました。
そんなこんなでBさんの抜管をしましたが、舌根沈下の上気道閉塞でNPA挿入し改善なく再挿管となるのです。Bさんが落ち着きAさんを見たら、SATは50…
知っていても出来ることなんてなかったけれども、把握できていなかったことがショックでした。
皆私が抜管→再挿管介助に入っていることは知っていたし、その状態はリーダーにも報告していたから誰からも責められなかったけど、でも気づけなかった自分が不甲斐ないのです。
入院も来るし、先に休憩入ってと言われ、AさんとBさんも含めて受け持ち患者を託します。そのときのAさんはSATは50~53、HRは80台でした。会話は出来ませんでしたが、こちらからの刺激に対しては反応があったのです。
さて休憩が終わって病棟に戻ると…もう死亡確認も終わり、エンゼルケアも大半が終わっていたのです。
SATの低下にも気づけなかった私は、最期の時にも立ち会えなかったのです。
いつもお見送りでは涙が溢れるのを堪えていましたが、今回はそんなこともなく。死に慣れたわけじゃない、でも、現実感がなかったんだ。少し…いや、とてもさみしかったです、何より自分自身が
そして、とても不甲斐なかった。
死ぬべきなのは優しくて強くて家族にも慕われていたAさんではなくて私の方かとエンゼルに少しだけ入って思ったけれど、
死ぬべき、なんてことはそもそもないんだよ
と私に言葉をかけてくれた人がいます。
そうだね、死ぬべき人なんていない。私だって、保護室で死なないように精一杯守ってもらっていた。あの人たちに恥ずかしくないように生きて行かねば。
臨床はやっぱり辛いことが多いです。でも、素敵ですね
私はそこまでの強さがまだありませんが
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